夏野菜で人気のとうもろこしですが、品種により甘みや食感が異なります。
この記事では、とうもろこしの旬の時期と、代表的な品種を紹介します。
目次
とうもろこしの旬の時期
とうもろこしが最も甘く、みずみずしくなる旬の時期は7月から9月頃です。特に、8月のお盆前ごろが最盛期で全国各地で採れたての新鮮なとうもろこしが出回ります。
この時期のとうもろこしは、太陽の光をたっぷりと浴びて糖度が高まり、粒がパンパンに張って風味が豊かです。
とうもろこしの代表的な品種と特徴
とうもろこしには多くの品種があり、それぞれに味や食感、粒の色などに特徴があります。ここでは、スーパーなどでよく見かける代表的な品種を5つ紹介します。
1. スイートコーン(黄粒種)
現在、日本で最も広く栽培され、流通しているのがスイートコーンです。粒が鮮やかな黄色で、強い甘みとプチプチとした食感が特徴です。茹でたり焼いたりするほか、缶詰や冷凍品としても加工されています。
- 特徴: 強い甘みとプチプチとした食感。粒が鮮やかな黄色。
- 旬の時期: 旬は7月〜9月ですが、品種改良やハウス栽培により年間を通して流通しています。
- 主な産地: 北海道、千葉県、茨城県など。全国的に広く栽培されています。
2. ピュアホワイト(白粒種)
粒が白いとうもろこしです。強い甘みがありながら、さっぱりとした上品な後味が特徴です。生で食べられる品種としても知られており、フルーティーな甘さとみずみずしさを楽しめます。黄色い品種に比べて収穫量が少ないため、やや高価になる傾向があります。
- 特徴: 白い粒。強い甘みとさっぱりとした後味。生食可能。
- 旬の時期: 7月〜8月。
- 主な産地: 北海道、山梨県、長野県など、冷涼な気候の地域での栽培が盛んです。
3. バイカラーコーン(バイカラー種)
黄色と白色の粒が混じり合っているのが特徴の品種です。見た目の美しさだけでなく、黄色種の甘みと白色種の上品さを兼ね備えたバランスの取れた味わいが魅力です。スイートコーンと同様に、幅広い料理に利用できます。
- 特徴: 黄色と白色の粒が混ざる。甘みと上品さのバランスが良い。
- 旬の時期: 7月〜9月。
- 主な産地: 北海道、長野県など。全国各地で栽培されています。
4. ゴールドラッシュ
スイートコーンの中でも特に人気が高い品種の一つです。粒皮が薄く、ジューシーで非常に甘みが強いのが特徴です。生食でも加熱しても美味しく、強い甘みと香りが楽しめます。市場に出回る量も多く、比較的安定して手に入りやすい品種です。
- 特徴: 粒皮が薄く、非常に甘みが強い。ジューシーで香りが良い。
- 旬の時期: 7月〜9月。
- 主な産地: 北海道、青森県、群馬県など。全国的に広く栽培されており、特に寒暖差の大きい地域で甘みが強くなると言われています。
5. 味来(みらい)
粒皮が非常に薄く、フルーツのようなジューシーさと、突出した甘みが特徴の品種です。生でそのままかぶりついても美味しく、他の品種とは一線を画す食感と甘さです。
- 特徴: 粒皮が極めて薄く、フルーツのようなジューシーさ。突出した強い甘み。生食できる。
- 旬の時期: 7月〜8月。
- 主な産地: 北海道、山梨県、長野県など。限られた地域で大切に栽培されています。
まとめ
とうもろこしは、夏の限られた期間にしか味わえない旬の美味しさが詰まった野菜です。特に7月から9月頃の旬の時期には、最も甘みが強く、みずみずしい状態を楽しめます。
まスイートコーン、ピュアホワイト、バイカラーコーン、ゴールドラッシュ、味来など、様々な品種があり、それぞれに異なる甘みや食感、風味の個性があります。生で食べられるほど甘いものや、プチプチ感が強いもの、上品な味わいのものなど、ぜひ旬の時期に色々な品種を試して、お好みのとうもろこしを見つけてみてください。

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