2025年5月5日月曜日

驚きの効果!旬のトマトはおいしくてお得!

 


スーパーで一年中手に入るトマトですが、一番おいしい旬の時期は5月下旬〜8月です。旬のトマトは、味が濃くてジューシー!しかも、初夏から夏にかけては出荷量が増えるのでお財布に優しい価格で購入できます。小さなトマトの実には栄養がギュッと詰まっているのでぜひ食卓に取り入れてみてください。
今回の記事では、トマトの栄養や効能、効率的な食べ方などについて解説します。

目次

美容と健康の宝庫!トマトの栄養と驚くべきパワー

トマトには、私たちの体を元気にする栄養素が詰まっています。トマトの主な栄養は次のとおりです。

トマトの主な栄養

  • リコピン: 強力な抗酸化作用で、サビない体づくりをサポート

  • βカロテン: 美肌効果や免疫力アップに貢献

  • ビタミンC: ハリのある肌を保ち、免疫力を高める強い味方

  • ビタミンE: 若々しさを保つための重要な栄養素

  • カリウム: 余分なナトリウムを排出し、むくみ解消に役立つ

  • 食物繊維: 腸内環境を整え、スッキリとした毎日をサポート

カラダが喜ぶ!トマトの効能

トマトに秘められたパワーは、さまざまな面から健康をサポートしてくれます。

  • 生活習慣病の予防と改善に期待: トマトに含まれる抗酸化成分は、βカロテンよりも強力でコレステロールや中性脂肪の値が改善する可能性があると言われています。悪玉コレステロール(LDL)が酸化してできる酸化LDLは、血管を傷つけ、動脈硬化を促進する原因の一つで、トマトにはその酸化LDLを減らす効果が期待できます。
    また、2型糖尿病の方が毎日500mlのトマトジュースを飲むと、血中のリコピンレベルが3倍に上昇し、酸化LDLのレベルが低下したという研究結果や、高血圧の方がトマトを食べると、血圧が低下したという報告もあります。

  • 体の炎症を鎮める: 肥満や過体重の女性が毎日330mlのトマトジュースを飲むと、血中の炎症マーカーが低下したという研究結果があります。体の炎症は、さまざまな病気の原因となる可能性があります。

  • 脳卒中や心不全のリスクを低下させる可能性: トマトからリコピンを多く摂取している男性は、そうでない男性に比べて脳卒中のリスクが最大で55%も低下したという研究結果があります。さらに、別の研究では、心不全患者さんの生存率を向上させることも報告されています。

  • がん細胞の成長を抑える: リコピンには、がん細胞の成長を遅らせたり、がん細胞を死滅させたりする可能性があるというということが報告されています。


栄養満点!トマトの賢い食べ方3選

せっかく食べるなら、トマトの栄養を効率よく摂りたいですよね。ここでは、おすすめの3つの食べ方を紹介します。

皮ごと生で

トマトの皮には、リコピンなどの栄養が豊富に含まれています。洗ってそのまま食べるのが、一番手軽で効率的な食べ方です。

オイルをかけて

リコピンは油に溶けやすい性質を持っているので、オリーブオイルなどをかけて食べるだけで吸収率が格段にアップします。

加熱して

加熱するとトマトの細胞壁が壊れ、リコピンがより吸収されやすくなります。煮込み料理やパスタソースなど、さまざまな料理に活用しましょう。

個性豊かなトマトたち!種類と栄養の違い

トマトは大きさによってトマト、ミディトマト、ミニトマトに区別されますが明確な基準はありません。一般的には以下のように分類されます。

  • トマト(大玉トマト): 重さが100g以上のもの。日本で一般的に流通している桃太郎などがこれにあたります。

  • ミディトマト(中玉トマト): 重さが30gから60g程度、または40gから150g程度のものとされています。「小さめの大玉トマト」や「大きいミニトマト」と表現されることもあります。

  • ミニトマト(小玉トマト): 重さが10gから30g程度のもの。直径が2~3cm以下のものが目安です。チェリートマトとも呼ばれます。さらに小さいものはマイクロトマトと呼ばれることもあります。

味や栄養に違いはある?

トマトは、実が小さいほど味が濃く、糖度が高くなる傾向があります。そのため、一般的にミニトマトはトマトよりも甘みが強く感じられます。
大きさによる栄養価には大きな違いはありませんが、ミニトマトは皮の割合が多いため、リコピンなどの栄養素をより多く摂取できると言われています。


美容と健康の宝庫!トマトの栄養と驚くべきパワー

体に良いトマトですが、食べ過ぎには注意が必要です。一度にたくさん食べるのではなく毎日適量を食べるようにしましょう。

トマトの摂取目安量はどれくらい?

トマトの摂取目安量を、厳密に算出することは難しいですが、一般的な栄養摂取の推奨量とトマトに含まれる栄養素の量を考慮すると、目安は次のようになります。

ビタミンCからの目安

成人の1日のビタミンC推奨量は、100mgです(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より)。中くらいのトマト1個(約150g)に含まれるビタミンCは約20mgなので、ビタミンCの推奨量をトマトだけで摂取しようとすると、1日に5個程度のトマトが必要になります。

リコピンからの目安

リコピンの明確な1日の摂取推奨量は、現在のところ日本では設定されていません。しかし、いくつかの研究では、健康維持のために1日に15〜20mg程度のリコピン摂取が望ましいとする報告があります。中くらいのトマト1個(約150g)に含まれるリコピンは約3mgです。そのため、リコピンの目標量をトマトだけで摂取しようとすると、1日に5〜7個程度のトマトが必要になります。

総合的な目安

上記を考慮すると、トマトだけで1日のビタミンCやリコピンの推奨量を満たすには、多くの量を摂取する必要があります。他の食材からもビタミンCやリコピンは摂取することを考えると1日に中くらいのトマトを1〜2個程度が現実的です。

トマトを食べすぎるとどうなる?

  • 体が冷える: トマトは夏野菜なので、体を冷やす作用があると言われています。冷え性の方は、食べ過ぎに注意しましょう。

  • お腹の調子が悪くなる: 酸味成分が強いため、胃腸が弱い方には刺激になることがあります。また、食物繊維を取りすぎることで、下痢や便秘になることもあります。

  • 胆石や尿路結石のリスクが高くなる: トマトに含まれるシュウ酸が、結石のリスクを高める可能性があります。

  • 手足の裏が黄色くなる: リコピンを大量に摂取すると、一時的に皮膚が黄色くなることがあります。

まとめ

トマトにはリコピン、ビタミンCなどが美容と健康をサポートする栄養が多く含まれます。生で、オイルで、加熱で、おいしくいただきましょう。ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村



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