いちごはデザートとして楽しむだけでなく、実は私たちの美容と健康をサポートするおどろきのパワーを秘めています。この記事では、いちごの栄養成分と、効果について詳しく解説します。さらに、毎日どのくらいの量を食べるのが理想的なのか、気になる目安量についてもご紹介します。さあ、いちごの知られざる魅力に迫っていきましょう!
目次
いちごの栄養(可食部100g当たり)
いちごのみずみずしくて赤い果肉には、さまざまな栄養素が詰まっています。
- エネルギー:31kcal - 活動の源となるエネルギー。他の果物と比べても低カロリーです。
- タンパク質:0.9g - 筋肉や臓器を作るのに欠かせない成分です。
- 炭水化物:6.6g - 主なエネルギー源となります。
- カリウム:170mg - 体内の余分な水分を排出し、むくみ予防に役立ちます。
- ビタミンC:62mg - 美しい肌を保ち、免疫力を高めるのに重要なビタミンです。
- 葉酸:90μg - 細胞の成長や赤血球を作るのを助ける、特に女性に大切な栄養素です。
- 食物繊維総量:1.4g - 腸内環境を整え、便秘解消をサポートします。
いちごに含まれる注目の栄養素と効果
特に注目したいのは、ビタミンC・カリウム・食物繊維です。これらの栄養素が、私たちの美容と健康にどのように役立つのか見ていきましょう。
- ビタミンC:透明感あふれる肌へ。シミ・シワ対策にも期待
- ビタミンCは、メラニンの生成を抑える働きがあり、シミの予防に効果が期待できます。さらに、肌のハリや弾力を保つコラーゲンの生成にも関わる成分です。紫外線によるダメージから肌を守り、透明感のある美しい肌へと導いてくれます。
- カリウム:すっきりを応援!むくみ予防・解消
- カリウムには、体内の余分なナトリウムを排出し、水分バランスを調整する働きがあります。むくみの予防や解消に効果が期待できます。
- 食物繊維(ペクチン):便秘・下痢の悩みに
- いちごに豊富に含まれる水溶性食物繊維のペクチンは、水分を吸収してゼリー状になる性質を持っています。便秘の際には便を柔らかくして排便を促し、下痢の際には腸壁を保護する働きがあるため、お腹の調子を整える効果が期待できます。
- アントシアニン・ポリフェノール:抗酸化作用でアンチエイジング
- アントシアニンや、ポリフェノールは、体の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素の働きを抑える効果があるとされています。
- アントシアニンや、ポリフェノールは、体の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素の働きを抑える効果があるとされています。
いちごの1日の摂取目安量
厚生労働省の基準によると健康のために必要なビタミンCの1日の摂取目安量は100mgと定められています。また、1日の果物摂取目標量は200gです。
いちご1粒は約15gなので、100mgのビタミンCを摂取するためには、約11個のいちごが必要です。果物の量で考えると、約13個が目安となります。
ただし、これはいちごのみからビタミンCや果物を摂取する場合の目安です。他の果物も食べる場合は、糖分の摂りすぎを防ぐためにも、いちごの量を調整するようにしましょう。
食べ過ぎにはちょっと注意!知っておきたいこと
栄養満点ないちごですが、食べ過ぎると体調不良の原因になることもあります。
- お腹をこわす原因に?酸性食品の落とし穴
- いちごは酸性の食品なので、食べ過ぎると消化不良を起こし、胃痛や下痢の原因になることがあります。
- トイレが近くなる?水分とカリウムの影響
- いちごは約90%が水分でできており、利尿作用のあるカリウムも豊富です。そのため、食べ過ぎると頻尿になることがあります。
- かゆみや喉のイガイガ?いちごアレルギーの可能性
- いちごはアレルギーを引き起こしやすい果物の一つです。主な症状は、口腔内のかゆみや喉のイガイガなどです。花粉症を持つ人は、特に注意が必要です。
- 虫歯のリスクも!食後のケアが大切
- いちごは酸性の食品なので、食べた後に歯の表面のエナメル質を溶かし、虫歯になりやすい状態にする可能性があります。食後はうがいや歯磨きをするようにしましょう。
いちごは朝に食べるのがベスト
いちごを食べるタイミングとして特におすすめなのは朝です。
理由は以下の通りです。
- 吸収が良い: 朝は、体内の糖が不足している状態です。いちごに含まれる果糖は比較的吸収が早く、午前中のエネルギー補給に役立ちます。
- 代謝を助ける: 朝に糖分を摂取することで、1日の代謝をスムーズにスタートさせやすくなります。
- カリウムの排出促進: いちごにはカリウムも多く含まれています。カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、むくみの予防に役立ちますが、排出が促される時間帯である朝に摂取するのは理にかなっています。
- ダイエットにも: いちごは低カロリーでありながら満腹感を得やすいため、朝食に取り入れることで、その後の食事の量を調整しやすくなる可能性があります。
いちごを食べるのは避けた方が良いタイミング
避けた方が良いタイミングとしては、夜です。果糖は、夜に摂取するとエネルギーとして消費されにくく、脂肪として蓄積されやすいとされています。同じいちごを同じ量食べても夜食べると太りやすくなる可能性があります。
栄養素を効率的に摂取するためのポイント
- 食べる直前に洗う: いちごに含まれるビタミンCやアントシアニンなどの水溶性の栄養素は、長時間水にさらすと流れ出てしまいます。食べる直前に手早く洗いましょう。
- ヘタをつけたまま洗う: ヘタを取ってから洗うと、切り口から栄養素が流れ出しやすくなります。洗ってから取るようにしましょう。
- 生で食べる: ビタミンCは熱に弱いため、生のまま食べるのが最も効率的です。
いちごを食べておいしく健康に
いちごは、美容と健康に効果的な栄養素がたっぷり詰まっています。1日の目安量を参考に、上手に食生活に取り入れてみてください。ただし、食べ過ぎには注意し、他の食品とのバランスも考えながら、食べてくださいね。

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