目次
- 強い抗酸化作用!リコピンが豊富なトマト
- 95%以上が水分!暑い日に嬉しい、みずみずしいきゅうり
- 美容効果も期待!ポリフェノール「ナスニン」豊富ななす
- 低カロリーで食物繊維豊富!シャキシャキレタス
- ビタミンC含有量トップクラス!夏に摂りたいピーマン
- 夏バテ対策にも!エネルギー源になる甘みたっぷりとうもろこし
- 独特の粘りで栄養満点!オクラ
- 「畑の肉」!タンパク質豊富な夏の味覚、枝豆
- クセになる苦み!ビタミンC豊富なゴーヤ
夏に旬を迎える野菜は、太陽の恵みをたっぷり浴びて育ち、私たちに必要な栄養を豊富に含んでいます。一年を通して手に入りますが、やはり旬の野菜は格別です。栄養価が高いのはもちろん、収穫量が増えるため比較的安価になるのもうれしいポイントです。
今回は、これらの代表的な夏野菜と、それぞれの栄養についてご紹介します。
強い抗酸化作用!リコピンが豊富なトマト
トマトは、一般的には春から初夏にかけて旬を迎える夏秋トマトと、冬から春にかけて旬を迎える冬春トマトがあります。夏秋トマトは、特に5月下旬から8月にかけて収穫量が多くなります。
主な栄養素:リコピン、ビタミンC、β-カロテン
リコピンの強い抗酸化作用は、がんや老化の予防に効果が期待されています。また、疲労回復を助けるクエン酸や、便秘改善に役立つ水溶性食物繊維のペクチンも含まれています。
95%以上が水分!暑い日に嬉しい、みずみずしいきゅうり
きゅうりの旬は7月から11月頃までと長く、その95%以上が水分でできているため、暑い季節にぴったりの野菜です。
主な栄養素:β-カロテン、ビタミンK
サラダでそのまま食べるのはもちろん、塩分やクエン酸を補給できる浅漬けやピクルスも夏バテ対策におすすめです。
美容効果も期待!ポリフェノール「ナスニン」豊富ななす
なすの旬は5月から10月頃まで。9月頃までのものを夏なす、それ以降のものを秋なすと呼びます。
主な栄養素:ナスニン、コリンエステル、カリウム
皮に含まれるナスニンはポリフェノールの一種で、高い抗酸化作用があり美容にも良いとされています。コリンエステルは血圧改善の効果が期待でき、カリウムは利尿作用や高血圧予防に役立ちます。
低カロリーで食物繊維豊富!シャキシャキレタス
レタスは、春、夏、冬と年に数回旬を迎えるため、一年を通して手に入りやすい野菜です。夏レタスは6月から9月頃が旬となります。
主な栄養素:β-カロテン、カリウム、食物繊維
水分が多く低カロリーで、夏バテ気味の時にも食べやすいのが特徴です。栄養を効率的に摂るためには、切る前に洗い、手でちぎって調理するのがおすすめです。
ビタミンC含有量トップクラス!夏に摂りたいピーマン
ピーマンの旬は7月から9月頃です。
主な栄養素:ビタミンC、β-カロテン
特にビタミンCの含有量は野菜の中でもトップクラス。レモン果汁よりも多くのビタミンCを含んでいます。
夏バテ対策にも!エネルギー源になる甘みたっぷりとうもろこし
とうもろこしの旬は6月から9月頃です。
主な栄養素:ビタミンB群、食物繊維、リノール酸、ビタミンE
ビタミンB群は体の機能調整や美肌効果、リノール酸はコレステロールを下げる効果、ビタミンEは高い抗酸化作用が期待できます。また、他の野菜に比べて炭水化物や糖質が多いので、夏バテ時のエネルギー補給にも適しています。
独特の粘りで栄養満点なオクラ
オクラの旬は7月から9月頃です。独特の粘り気が特徴で、栄養も豊富です。
主な栄養素:β-カロテン、ビタミンC、カリウム、食物繊維
オクラの独特の粘り気の正体はペクチン・ガラクタン・アラバンなど多糖類が混在しているとされています。すべての成分は解明されていませんが、ペクチンが多いとされていて整腸作用があり、便秘予防に役立つと考えられています。
「畑の肉」!タンパク質豊富な夏の味覚、枝豆
枝豆の旬は6月から9月頃です。ビールのおつまみとしても人気ですが、栄養価も高い野菜です。
主な栄養素:タンパク質、ビタミンB群、カリウム、食物繊維
野菜の中では珍しくタンパク質を豊富に含み、「畑の肉」とも呼ばれています。ビタミンB群やカリウム、食物繊維もバランス良く含まれており、夏バテ予防にも効果的です。
クセになる苦味!ビタミンC豊富なゴーヤ
ゴーヤの旬は7月から9月頃です。独特の苦味が特徴で、沖縄料理には欠かせない野菜です。
主な栄養素:ビタミンC、β-カロテン、カリウム、モモルデシン
ビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴です。苦味成分であるモモルデシンには、血糖値の上昇を抑える効果や食欲増進効果があると言われています。
旬の野菜は、栄養が豊富です。夏野菜は暑い夏を元気に乗り切るための強い味方となるので食卓に積極的に取り入れて、旬のおいしさを楽しんでくださいね。

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