2025年9月30日火曜日

白菜がもっとおいしくなる!選び方・栄養・保存方法


白菜は、一年を通してスーパーで購入できますが、旬の時期は11〜2月です。冬の白菜は甘みが増してやわらかく、最もおいしい時期で、鍋・漬物・炒め物などさまざまな料理に利用できます。

この記事では、おいしい白菜の選び方・栄養・保存方法・部位による使い分け方について紹介します。

目次

おいしい白菜の選び方

新鮮でおいしい白菜を見分けるためのポイントは、葉・芯・全体の色と重みです。

葉の色とハリ

外葉が濃い緑色で、葉先までピンとハリがあるものを選びましょう。葉がしなびているものや、色が薄いものは鮮度が落ちている可能性があります。

芯の切り口と大きさ

芯の切り口が新しく、白くみずみずしいものが新鮮です。芯の直径が玉の約半分から3分の1程度のものが、よく成長している証拠です。切り口が変色していたり、黒い斑点があるものは避けましょう。

全体の色と重み

ずっしりと重みがあり、全体的に葉がしっかりと巻かれているものが良品です。葉と葉の間に隙間が多いものは、水分が少ない場合があります。

白菜の栄養

  • ビタミンC
    免疫力向上や美肌効果が期待できるビタミンCが、可食部100gあたり19mgと豊富に含まれています。
  • カリウム
    可食部100gあたり220mgのカリウムが含まれています。カリウムは体内の余分な塩分を排出し、むくみや高血圧の予防に役立ちます。
  • 食物繊維
    可食部100gあたり1.3gの食物繊維が含まれており、腸内環境を整える効果が期待できます。
参考:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

イソチオシアネート

白菜にはイソチオシアネートが含まれます。イソチオシアネートはアブラナ科の野菜に含まれるの辛味成分です。強い抗酸化作用や殺菌作用があると言われています。風邪予防や症状の抑制に効果が期待できます。


白菜の部位ごとの特徴と使い分け

白菜は、外葉・内側の緑が残る部分・黄色い中心部分3つの部位で食感や味わいが異なります。それぞれの特徴を知り、使い分けることで白菜のおいしさを引き出せます。

部位ごとの特徴

  • 外葉(緑色の部分)
    繊維質で硬いところが特徴です。軸の部分と葉を切り分けて、軸は繊維を断つようにそぎ切りにするのがおすすめです。
    炒め物に向いています。
  • 内側の葉(緑が残る部分)
    適度に厚みがあるのでシャキシャキとした食感があり、柔らかく甘みがあるところが特徴です。火を通すとより甘みが増すので、鍋・蒸し料理などに適しています。
  • 中心部分(黄色い葉)
    繊維が柔らかく、最も甘みがある部分です。サラダや和え物など生食に適しています。
    火を通すとトロトロになり、煮崩れやすいですが、さらに甘みが増します。グラタンやスープにおすすめです。

白菜の保存方法と保存期間

白菜は上手に保存すれば日持ちする野菜ですが、95%が水分なので、おいしさを保つためには、水分を逃さないようにすることが大切です。また、白菜は収穫後も成長が続くので、保存するときは、根本の心の部分をくり抜いたり、包丁で切り込みを入れて、成長を穏やかにすると鮮度を長く保てます。

ここでは、白菜の保存方法と保存期間について紹介します。

丸ごとの保存

  • 常温保存
    冬に丸ごと購入した場合は常温保存できます。玄関や物置など直射日光が当たらず、日中の温度が上がらない場所に置きましょう。外に置く場合は、霜が付いたり、凍ったりしないように注意が必要です。
    保存する時は、乾燥しないように新聞紙で包んで、立てておいてください。
  • 冷蔵保存
    新聞紙で包み、乾燥しないようにポリ袋に入れて、立てた状態で冷蔵庫の野菜室で保存します。
  • 保存期間
    約3週間が目安です。

カットした白菜の保存

  • 冷蔵保存
    1/2や1/4にカットした白菜は切り口から水分が失われるため、ラップで包んで冷蔵庫で保存します。
  • 保存期間
    約1週間が目安です。

冷凍保存

  • 冷凍保存
    冷凍保存するときは白菜を洗ってから水気を拭き取り、使いやすい大きさにカットしてから、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。解凍すると水分が抜けて食感が悪くなるので、解凍せずにそのまま煮物や炒め物、スープなどに使いましょう。
  • 保存期間
    約1か月が目安です。

まとめ

白菜は、鍋物や煮物から生食まで幅広く使える万能野菜です。部位ごとの特徴を活かして使い分ければ、1玉を最後まで美味しく楽しめます。この記事を参考に、新鮮な白菜を選んで、日々の食卓に美味しく取り入れてみてください。


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